松戸市の災害危険区域
松戸市で一軒家の購入を考える上で、絶対に外せないのは、 江戸川の存在だ。
江戸川は、利根川から分かれ東京湾に注ぐ延長約60kmの首都圏を代表する河川。流域面積は約200km2と、川の規模の割には大きくないが、利根川の洪水の分派と首都圏の水源河川、広大な自然とレクリエーション空間として大きな役割を担っている。
左岸側は下流部を除いてほぼ沿川地域まで台地が接近しているのに対し、右岸側は全川にわたり低地が広がっている。
また、沿川地域は、両側ともに市街地が多く、特に下流部は人口、資産が高度に集中している。このため、江戸川が計画規模を上回る洪水などにより破堤した場合の洪水氾濫危険区域は全体で約500km2、危険区域内の世帯数は約80万世帯、人口は約250万人と想定されている。
現在の江戸川で、各沿川市区町で堤防が壊れた場合のシミュレーション結果を包括したもの。



この氾濫危険区域図が示すように、ひとたび江戸川の堤防が破堤した場合、特に右岸地域でその被害が甚大になると予想されている。
これは、左岸側に比べ右岸側は平坦な低地が多く、破堤箇所にかかわらず氾濫による被害が広範囲に及ぶこととなるからだ。
困った事に、松戸のエリアで土地や分譲を探してみると、価格的にお手頃な物件の多くは、6号線と江戸川の間のエリアが非常に多い。確かに安さは魅力だが、万が一江戸川が決壊したら...それを考えると、とてもではないが自宅を購入する気にはならないですね。
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